CB750
- 2018/04/22 17:00
CB750 K0仕様
非常に綺麗にレストアされております。
先日 フロントブレーキの組み付け作業を依頼されて、
それ以外の作業はオーナーさん自らコツコツと仕上げたようです。
で、、組み上がって出来上がりを見せに来てくれました。
しかし、、何やら問題があってまたまた修理のご依頼。
まず、セルが回らない、、、
ヘッドライトが点かない、、、
んだそうです、、、。
早速作業開始、、
バッテリーは現代の主流、密閉型MFバッテリーに交換したようですな。
しかし、、、電装回りを見ると、、、
ノーマルのままのレクチファイヤー(整流器)とレギュレーター(機械式)の組み合わせ、、、
エンジン側からのハーネスを確認すると、、、
充電系統のハーネス(黄色3本)、焼け溶けてるやんけ。
しかも、、緑線(アース)に接触してる!!!!
こりゃ、、アカン!!
よーく話を聞くと、、、
レストア前からヘッドライトは点灯しなかった。
んだって。
で、、以前はバッテリーは標準タイプの開放型を使用していた。
で、、、確認すると、、
バッテリー液が、、かなり減っている。
、、、
どうやら以前から過充電気味で、
バッテリーが沸騰して液がドレンから溢れ出て
挙げ句に、、充電系統のハーネスが熱を持ち
焼け焦がした、、、
それにより、ライトに流れる電流が遮断されたと推測されます。
密閉型バッテリーを装着するならば
ノーマルのレクチ&レギュを高性能なタイプに変更しなければいけません。
MFバッテリー+一体型レギュレーター(レギュレーターレクチと呼ぶ)
が正確な組み合わせ。
旧車の充電機能はよく壊れます。
、、というか
あまりに、貧弱です。
そこを、現行タイプに変更して安定した電圧を保つことは
ヘッドライトの明るさにも影響しますので
是非行いたい作業です。
しかし、、最良な組み合わせというのがありますので
そこを間違えると、、とんでもないトラブルが発生します。
今回、、早めに当店に駆け込んでくれてホットしましたよ。
このまま、、知らずに乗ってたら
ハーネスから引火して、、
バイク炎上にもなりかねない状態でしたよ。。